アラサー三児の育児オヤジブログ

〜日々の暮らしを豊かに〜

住宅の完成見学会に行ったら注目するポイント





住宅の完成見学会に行ったらどこを見ますか?

もちろん間取りやデザインに惹かれたり、
設計士や営業マンが素敵な方で住宅メーカーや工務店を決めてしまいがちですが


ちょっと待って!


その対応してくれてる営業マン方、
ちゃんと自社のお家の事理解してますか?



数千万円の借金をして、
ほとんどの人が人生で一番高い買い物をするのに


「1年経ったら雨漏れしてきた」

「気づいたら部屋の中カビてる」

「おいおい、もう壁紙切れてきたぞ」

など


せっかく人生賭けて建てた家が残念な事にならないためにも建てる側も最低限の事は知っておく必要があります。


そこで、


大工さん目線から見て、住宅の完成見学会に行ったらどこを見るのか



それは


【通気】です



素人の方はピンとこないかと思いますが

家にとって通気は大事な事なのです。


住宅の完成見学会に行ったらココを見よ!

通気とはなんぞや?

通気とはまず言葉のとおり空気が通る事です


つまり空間を塞いで空気の通り道を無くしては行けないという事。



簡単に言うと、







こう言う事になっていなければならない


赤線が断熱層で覆われている部分
青矢印が風の通り道
黒線が屋根ですね

めちゃめちゃ大雑把にいうとこうゆう事です。

つまり

断熱の外側に空気の通り道がある事が大切です。


軒先きや外壁に必ずこんな感じのやつがついてるはず




これは空気の通り道の入り口や出口ですね


完成見学会に行ったらこう聞こう

どこで通気してますか?

「屋根ってどこで通気してますか?」
「床下ってどこで通気してますか?」


デザインや間取りは目で見れば自分の好き嫌い良い悪いはわかりますが、通気や断熱は床下潜ったり、天井点検口から覗いたりしない限りわかりません。

(※構造見学会をしていれば別です)



なので見学会で対応してくれるスタッフや営業マンに聞いてみましょう。


的確に回答してくれれば良しですが、


にごされたり、わけわからない事言うてたら注意です!


特に下屋がある家や軒がない家(四角いキューブ型の家)は屋根通気がごまかしがちなのでこれも注意です!

断熱はどうなってますか?

通気と断熱はセットとして考えるべきです。

断熱のやり方で通気が変わります。


基本的には断熱層の外側に通気層です。
これがベーシックです。


※例外として基礎断熱をして床下の空気を部屋内に通気をとる場合もあります。

デザイン性が高い家などは注意

奇抜なデザインの家などは断熱はしてあるが通気がない家が本当多いように思います。



そういう家に限って
「これどこで通気してるの?」
と思う事が多いです。


そんな中、デザイン性が高い家でも断熱層、通気層、構造体などその会社や工務店の理論に基づいてできていたら良しですね。

構造見学会をしている会社を選ぼう

構造見学会をしている会社は自社の施工法を見てほしい会社です。

見てほしいという事は自信があり、他社と比較してほしいからです。


そういう会社や工務店は通気や断熱の関係を理解できていると思っていいと思います。


素敵な家づくりをするために

家は家族の源と言っても過言ではありません。
そのためには家の基本的な知識を持っておく事をおすすめします。

通気は家を長持ちさせるために必要不可欠な要素です。

通気が不十分な家は劣化するスピードが明らかに早くなります。


年数が経てばどんな家でも劣化していきます。
その劣化スピードを左右するのが家の立地と家の性能です。


工務店や施工業者の知識不足で悲しい家にならないためにも

正しい工務店や会社選定を!!


何事も失敗しない為にはまず自分が知っている事を増やす事です。



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